2021-05-18 第204回国会 参議院 外交防衛委員会 第12号
また、インドは独立以来、非同盟主義の伝統を有し、全方位外交を展開してきております。 近年、国際秩序の不確実性が高まる中で、例えば、米国や日本に続きまして、豪州とも外務・防衛閣僚会合の開催で一致したことに加えまして、昨年十一月には日印米豪によるマラバールに参加いたしました。さらに、最近の日米豪印首脳会合にモディ首相が参加するなど、我が国を始めとする同志国との連携を強化してきております。
また、インドは独立以来、非同盟主義の伝統を有し、全方位外交を展開してきております。 近年、国際秩序の不確実性が高まる中で、例えば、米国や日本に続きまして、豪州とも外務・防衛閣僚会合の開催で一致したことに加えまして、昨年十一月には日印米豪によるマラバールに参加いたしました。さらに、最近の日米豪印首脳会合にモディ首相が参加するなど、我が国を始めとする同志国との連携を強化してきております。
その理由は、インドというのは代々非同盟主義というのを貫いてきましたから、果たしてこういう日米豪印の枠の中にインドが積極的に入ってくるものだろうかというような声を、言われる専門家の方もいたように思います。
普遍的な集団安全保障体制のもとで、かつてのように一国平和主義ではなく、あるいは一国軍事主義ではなくて、あるいは同盟主義ではなくて、集団安全保障体制なんだという流れですね。しかも、それは、軍備の壁を高くするのではなくて軍備の壁を低くするのだ、国境の壁を高くするのではなくて低くするのだと。 軍備に金をかければかけるほど国力は衰えていきます。
今度お会いした中でも、タイのプラサート準教授は、もう非同盟主義の時代はほぼ終わったと思う、そういう評価を言いました。マレーシアのカディール外務第一副次官は、質問をしましたら、非同盟の目的、原則には何ら変更はないんだ、そう言われました。
特に先般衆議院の本会議場で演説をされたラジブ・ガンジー首相の非同盟主義、参議院の議長さんはそれを大変高く評価をしたごあいさつもしてわられましたけれども、そのラジブ・ガンジー首相の姿勢というのが、人口大国でありますだけに、この発足については大きな役割を果たされたんじゃないかと思うのです。ただ地域連合という場合に、地域連合と日本、こういう場合には、つまり二国間、二国間、ともするとこういきますね。
私はそれに対して、おっしゃるように確かに非同盟主義華やかなりしころから見るといろいろなトラブルが外から、また内部で起きていることは認めるものです。ただ、その状況が途上国の経済がなかなかうまくいかないというそのことと関連していろいろな戦略援助が強化されたり、あるいは直に超大国の草刈り場に途上国、第三世界がさらされているということもまた見なければならないと思います。
○久保田真苗君 私は、途上国が非同盟主義をとってきた、つまりいわゆる軍事同盟に、東西のブロックに属さないという意味で非同盟主義をとってきたということは、世界のいろいろな平和に総合的に寄与してきた比率は非常に高いと思うのです。日本はその恩恵は、私ははっきり受けていると思うのです。
まず、速記録の四ページにございますけれども、久保田先生の発言の中で平和主義の問題を取り上げられておるのですが、「イニシアチブは、中小規模の北欧、中欧の中立国あるいは非同盟諸国の積極的な国によって担われてきた」、そして非同盟主義が戦後世界の平和維持にはかり知れない貢献を果たしたということが書かれておるわけです。
東西緊張の間にあって、世界の大半の国がたとえ経済的には弱かろうとも、非同盟主義を掲げてきたことは戦後世界の平和維持にはかり知れない貢献だったのではないかと思います。日本経済の繁栄も、実は開発途上国のこの非同盟主義の政治姿勢に負うところが極めて大きいと思います。日本人はとかく東西軸の視点を非常に強く持っております。
第一は、日本の安全保障政策の基本原則は、憲法第九条の平和主義と日米安保条約の西側同盟主義とでもいいますか、同盟主義でございますが、この二つをどのように両立させていくかということが大切ではないかということでございます。その矛盾を法解釈論の域にとどまる議論としてだけではなくて、日本の安全と繁栄のための戦略論として解決していくことがこれからの課題ではないかと考えます。
また、総理が誇らかにうたいとげられました国際紛争解決のための武力不行使の宣明、世界的規模での対話の必要性、非同盟主義との関係の重視などというものは、国連憲章とか不戦条約とかあるいはSSDⅡ等において言及された、何度か確認された国際的ルールでございまして、むしろ、その実現のために何をなすべきかを集約することが最も大切であったのではないかと考えるのでございますが、いかがでしょうか。
ペルーは穏健な非同盟主義をとり、ニカラグア、エルサルバドル紛争では中南米周辺国による自主的話し合い解決を目指すコンタドーラグループ、これはメキシコ、ベネズエラ、コロンビア、パナマの四カ国と思いますが、この立場を支持しています。
それからも一つ、資料三でありますけれども、これは日米安全保障条約についての、要するに批判的なことに利用されるものだと思いますが、「両陣営のいずれにも属さない多数のアジア・アフリカの諸国が次つぎと独立を達成し、中立主義・非同盟主義をかかげて活躍していることは、今後の世界平和の維持に明るい希望を与えている。
御承知のとおり、ユーゴスラビアは非同盟主義の一つのいわば総本山として、今日国際情勢の中に位置しているわけですけれども、そういう点から、ユーゴが西側に傾く、あるいは東側に傾くということは基本的にはないとは思いますけれども、私は、こういうここ両三年の貿易の傾向というのは非常に重要な意味を何か示唆しているのじゃないか、こんなふうに思うのですが、日本の外務省としてはこういう問題についてどうお考えでいらっしゃいますか
すなわち、国内面では自主管理方式に基づく経済運営、対外面では非同盟主義の堅持、こういう路線を守っておりまして、ほぼチトーの遺志を継いで成功していると考えております。 昨年の春にはコソボ事件、つまりアルバニア系住民の暴動というようなこともございましたけれども、これも鎮圧され、大事に至らず、ほぼ鎮静化され、現在に至っているという感じがいたします。
日本社会党は、今日まで平和憲法を守り、日本の平和勢力を結集して、終戦以来三十五年間、非同盟主義、非武装積極中立の平和外交を主張し、推進しながら、日本の平和を守ってまいりました。戦争のない平和ということがどんなにとうといことでありましょうか、国民にとってはどんなに幸せなことでありましょうか。また、国防予算を最小限度にし、平和産業を盛んにして今日の日本の経済再建と発展とがあったのであります。
これはソ印条約に基づいて、どちらかというとソ連の影響力の強い国でございますので、その間にあって、いままでのような、多少閉鎖的な中立非同盟主義というものから、どういうふうに自国を守っていくかという意味では非常に困難な路線を歩んでいくと思いますが、ここでも、インドシナ情勢の急転回があったからといって、何らかの内部の軍事的な衝突なり動乱がいますぐに起きるであろうかということについては、否定的に見る見方の方
非同盟主義という、どことも共同安全保障の体制をとらないという国はきわめて少ないわけでございまして、それが日本の学生、生徒、青年諸君にはとかく間違えられて伝えられておるのでございまして、日米安保体制でアメリカの軍隊が日本におるというこの姿は、世界のユニークな姿であって、他の世界にはそういう姿はないのだというふうに誤解されておりますが、たいていの国は外国と安全保障条約を締結しております。
政治的には独立いたしましたが、実は政治主義でいままでまいりまして、たとえばスカルノなどは政治的な独立、非同盟主義でやってまいりましたけれども、経済問題を解決していない。つまり、経済独立のない政治独立というのはいかにもろいかということだろうと思います。
これは、インドのネール首相も、いわゆる非同盟主義の哲学があの中印国境紛争問題においてむなしく崩壊をしていくという前に、いろいろと考えさせられておられると思う。
○笹森順造君 お話の通りだと思いますが、第二次世界大戦のあとに、AAグループの国々で、反植民地主義や民族国家主義が盛んになって、従来世界に覇を唱えていた強大国の覇絆を脱して、それとの同調を避けて、いわゆる非同盟主義にのっとる中立主義が台頭してきておる傾向も見のがすことができない。